甲賀流の紹介

甲賀流のたこ焼きは 1974 年 ( 昭 49 年 ) アメリカ村で始まりました。アメリカ村の歴史は 1969 年、三角公園前にカフェ「LOOP( ループ )」がオープンしたことに始まり、その後次第に、若者達に人気のファッションマーケットとして成長発展し今日に至っています。

甲賀流本店は三角公園に面しているため、たこ焼きを買った若者たちが、こぞって三角公園でたこ焼きを食べる風景が見られます。

甲賀流のたこ焼きは素焼きでも大変美味しいのですが、二代目店主の田中由弘社長は素焼きの味は勿論大切だが、アメリカ村では、ソースやトッピングの味はさらに大切だと考えて、王道の味ソースマヨが誕生したのだそうです。それは、アメリカ村に来る若者たちがケチャップ、マスタード、マヨネーズなどのファストフードの味で育ったからだそうです。

甲賀流はたこ焼きの世界で王道の味「網掛けマヨネーズ発祥の店」として有名ですが、「甲賀流のねぎポン」を注文すると、青ネギがこぼれるくらい山盛りにされていて、二代目店主のたこ焼きを愛する気持ちとお客様を喜ばそうという心意気に感動します。

甲賀流はミシュランガイドブック京都・大阪 2016、2017、2018 で3年連続ビブグルマン賞を受賞しています。

たこ焼きとソース

大阪はコメ産地から遠かったため、小麦文化が発達しました。
大正時代に生まれた「一銭洋食」が戦後、お好み焼きに形を変えるなどして粉もんが普及しました。
小麦を使った料理は味が薄くソースが味付けを決めるのに重宝されました。

「お好み焼き店、 たこ焼き店が他店と違いを出すため工夫を凝らし、ソースの種類も多様になった」と考えられます。
顧客の要望に応じ少量作る地ソースも大阪で発達しました。たこ焼きの名店は 、それぞれまったく違うソース会社でオリジナルブレンドのソースを作っています。

たこ焼きの名店5大ブランドを食べくらべる時に、まず素焼きで食べくらべてください。次に、その素焼きにそれぞれの名店のオリジナルソースをつけて食べくらべてください。
素焼きでもソース付きでも名店のたこ焼きは個性的で美味です。

昭和 49 年創業の甲賀流本店はアメリカ村三角公園前にあるため、ファストフードのマスタード味やケチャップ味で育った若者顧客を意識してソース開発をし、トッピングを大切にしています。
「網掛けマヨネーズ」 の たこ焼き発祥の店としても有名です。