会津屋の紹介

千利休の茶道は家元制度で、約450年間継承されています。会津屋の初代店主遠藤留吉氏が考案した元祖たこ焼きは、二代目遠藤吉蔵氏、三代目遠藤勝氏によって、約85年間継承されています。

素焼きのままで、ソースを付けず、摘まんでも食べれる小粒の会津屋のたこ焼きは何度食べても、やっぱり美味しい。

元祖たこ焼きの味を頑固に守り続けている三代目遠藤勝氏のたこ焼き創始者の継承者としての誠実な自覚と情熱に頭が下がります。

従業員スタッフの仕事着も割烹の料理人が着る清潔な白衣を守り続けていて、家元を思わせるような好感が持てます。

会津屋は2000年、小学館の漫画「美味しんぼ」で紹介され、ミシュランガイドブック京都・大阪2016、2017、2018で3年連続ビブグルマン賞を受賞しました。また、G20大阪サミット2019で世界の首脳に紹介されるなど社会的に高く評価されています。

美味しいたこ焼きを皆さんに食べていただきたいという店主のたこ焼き愛も初代、二代目、三代目と継承する本物です。

大阪梅田たこ焼マーケット店舗会々長遠藤勝氏(会津屋社長)との一問一答

問) 昭和10年、会津屋初代当主の遠藤留吉氏によって誕生した「たこ焼き」が二代目遠藤吉蔵氏、三代目遠藤勝氏と親子3代受継がれ、85年目の本年、思うところをお聞かせください。
答) 祖父が始めた「たこ焼き」が、今日、全国各地で扱われる時代になったことや、G20 大阪会議にてたこ焼きをご紹介した際に海外の首脳の皆様に、「たこやき」という言葉・食べ物を知って頂けたことが感慨無量です。

問) 会津屋の「たこ焼き」は元来どんな食べ物なのでしょうか。
答) ソースをつけずに冷めても美味しく食べれるたこ焼きです。
創業当初はウスターソースしかなく、電子レンジなどで温めなおすことも出来ない時代でしたので、生地を美味しく味付けし、「テイクアウト」「お土産」にも対応できるように工夫しました。和風だしであっさりとした味付けですので、何個でもパクパク食べていただけるたこ焼きです。

問) 会津屋二代目当時の2店舗を現在10店舗まで拡張されて来られましたが、今後の目標をお聞かせください。
答) 父親の遠藤吉蔵は「いずれ世界中の人に、何個でも食べれる美味しいたこ焼きを食べてもらいたい」というのが口癖で、粉生地をどうすれば美味しく味付けできるかを生涯考え続けた人でした。二代目の大きな夢の実現を目標にすると、まだまだ、やる事がいっぱいあって、会津屋は道半ばという思いです。


問) 大阪梅田たこ焼マーケット店舗会々長として思うところ。
答) 大阪梅田は大阪の顔、関西の顔といえるターミナルです。大阪で誕生して、全国に広がった「たこ焼き」の本物の味を大阪の顔といえるターミナルで展開することは、私達大阪のたこ焼き関係者に期待されるところです。

問) 大阪梅田で感じる「たこ焼き」の可能性、夢未来について。
答) 大阪のたこ焼き店の多くはミナミで生まれ、ミナミで育ちました。
2016年、大阪のたこ焼き店が初めてミシュランのビブグルマン賞を受賞しましたが、受賞した11店中9店がミナミ、2店がキタのたこ焼き店でした。キタは「たこ焼き」未開地です。もっともっとたこ焼きを知っていただくために、大阪梅田で未来を開きたい。