くくるの紹介

くくるは 1973 年 ( 昭和 48 年 ) 心斎橋そごう百貨店でくくるの前身白ハト印の明石焼を始めました。その後 1985年 ( 昭和 60 年 ) に道頓堀に、創作たこ焼カフェレストラン「KUKURU」( 現・たこ家道頓堀くくる ) 本店を開業しました。

くくるは大阪の一等地である心斎橋、道頓堀で始まり、百貨店で高級品のお買い物をされた方々が、ほっと息抜きをするのに明石焼を食べに来て頂き、愛され続けてきました。昆布と鰹で作る一番出汁、二番出汁が大阪人の大好きな味です。

たこ焼きはそれぞれの地元でそれぞれの名店が生まれました。くくるは心斎橋、道頓堀を地元として生まれ、庶民的でお腹みたしの食べ物から外はふわっと、中はトロッと仕上げにワインをかけて焼き上げたたこ焼をワクワク楽しく、またお洒落でカッコいい食べものにしてきました。

学生時代に永尾社長が創業したたこ家道頓堀くくるは、大阪花博や上海万博などにも出店し、大阪の食べ物であったたこ焼きを、楽しくワクワクと心をハッピーにする食べ物として日本国内だけでなく、世界中にお洒落でカッコいいたこ焼きの可能性を広げたパイオニア的な存在です。

大阪梅田たこ焼マーケット店舗会名誉顧問永尾俊一氏(白ハト食品工業社長)との一問一答

問 ) 1985 年、道頓堀くくる本店の開業についてお聞かせください。
答 ) 道頓堀の松竹座前のビルの2階に「タコヤキハウスKUKURU」として開業しました。タコヤキの具材として、タコ、エビ、コーン、イカ、チョコレート、チーズ、カニ、ベーコンなど25種類の食材を入れる創作タコヤキをコースメニューで提供する世の中で初めての店でした。
道頓堀発の日本一のたこ焼きの店を目指して開業し、いずれニューヨークのマンハッタンに店を出して、世界中にタコヤキを広めることを夢見ていました。

問 ) 江戸時代から詠まれている川柳、「この世女の好むもの芝居浄瑠璃いもたこなんきん」を会社経営のヒントとされているのでしょうか?
答 ) 当社は『芝居浄瑠璃いもたこなんきんを通してお客様の小さな幸せに何度も何度も役立ち続けていきたい』を経営理念として、「たこ家道頓堀くくる」ブランドでたこ焼き店を全国で、約 60 店展開しています。
たこ焼きの魅力は人と人の会話を生む食べ物、人々の心をワクワクさせる食べ物であって、作って楽しい、見て楽しい、食べて楽しい、人々を幸せにする食べ物であることです。


たこ焼きは関西で生まれ、愛され、育ちました。お笑いのヨシモト、野球の阪神タイガース、今宮戎神社、西宮戎神社に代表される戎神信仰など関西で生まれ、愛され、育った庶民文化はいずれも、関西人の本音の生き方や、陽気で人懐っこい関西人の粋な気質に共通点が見受けられます。

問 ) 永尾社長が大阪梅田たこ焼マーケット計画に期待されているものについて、お聞かせください。
答 ) 2006年、ユニバーサルシティウォーク大阪に開業した「大阪たこ焼きミュージアム」はたこ焼きの歴史を変える出来事でした。
「大阪の街の駄菓子であったたこ焼き」が「日本を代表する外食メニュー」になって、「天ぷら」「ラーメン」「カレー」「お好み焼き」などと肩を並べる存在となった。
「たこ焼き業界」もこの時、出来たと思われます。「大阪梅田たこ焼マーケット計画」では「更にたこ焼きの革新が求められる」。歌舞伎の心、「傾く」精神で楽しい新しいチャレンジを重ねて、たこ焼きの夢未来をさらに広げたいと期待しています。